入学式

令和5年4月10日(月)

 さわやかな春の日の中で、入学式が挙行され242名の新入生を迎え入れました。

 誓いの言葉

 

 満開に咲いた桜の花びらが、ここ、原山中学校に舞い落ちる季節となりました。

 今日、私たちは、原山中学校の新一年生として、第一歩を踏み出します。新しい教科、新しい出会い、部活動、合唱コンクール、小学校では経験できないことがたくさんあると、先輩方からお聞きしています。

 色々な経験ができると思うと胸が躍ります。その反面、久々に学校生活のスタート地点に立つと、勉強と部活動を両立できるかという気持ちや、今までと違った環境で過ごせるかという不安が思い浮かびました。

 これから、いろいろなことに挑戦し、たくさんの壁にぶつかり、辛いことや苦しいことが増え、諦めようとする場面が出てくるかもしれません。そんな時は、先生方や先輩方の力を借りながら、仲間と協力し、励まし合いながら、一歩一歩成長していきます。

 今日は、私たち新入生のために素晴らしい入学式を開いて下さり、ありがとうございます。また、校長先生をはじめ、来賓の皆さま、先輩方より、たくさんのお祝いや励ましの言葉をいただき、大変嬉しく思います。

 原山中学校の生徒としての自覚と責任をもち、一つ一つのことに全力で取り組み、先輩方のような堂々と輝かしい中学生になれるように、日々努力します。お母さん、お父さん、私たちが三年後、立派な姿で胸を張って卒業するまで見守っていてください。

 今日のこの良き日を忘れず、たくさんの方々に支えられながら、それぞれの夢や目標に向かって努力し、仲間と協力して、素敵な三年間にしていくことを誓います。

令和五年四月十日

  さいたま市立原山中学校長様

 歓迎の言葉

 

 明るい日差しの下、葉桜が萌いずる季節となり、本日の入学式という新たなスタートを共に迎えてくれているようです。

 新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。在校生一同、心より歓迎します。真新しい制服に身を包み、原山中学校の門を通った、今日この日。新しい校舎、校庭、今日出会った、三年間を共にする仲間。初めてのことばかりで、期待と不安を抱きながら、この式に臨んでいることと思います。

 二年前、私たちも新入生として、そこに座っていました。小学校とは違う景色に、不安を抱いていたことを、今でも覚えています。友達はできるだろうか、先輩と仲良くなれるだろうか、勉強についていけるだろうか、そんなことを考えながら、今日を迎えているのでしょう。しかし、心配はいりません。分からないことと、不安なことは、先生方はもちろん、私たちが力になります。

 さて、皆さんは今、どんなことを楽しみにしているでしょうか。中学校では、小学校では経験することの出来ないことがたくさんあります。

 一学期には体育祭があります。中学校の体育祭は、クラス対抗戦になります。新しいクラスになって初めての行事です。大変なことやうまくいかないこともあるかもしれません。しかし、体育祭を終えた後の達成感は、苦労もいい思い出として心に残るでしょう。

 二学期には合唱コンクールを行います。クラスごとに曲を選び、毎日練習を重ねます。そして本番では全校生徒、保護者の方々の前で歌います。それぞれのクラスが生み出す、ハーモニーは美しく、聴いている人の心を魅了します。他にも一年生は校外学習があり、二年生では「舘岩少年自然の教室」もあります。また、三年生では修学旅行もあります。

 学習面では、やはり一番の違いは「定期テスト」です。一つの単元からではなく、広い範囲からの出題となります。授業では小学校とは比べ物にならない程、早く進み、難しくなります。部活動との両立は大変なことも多いと思いますが、全員で乗り越えていきましょう。

 私は、二年間原山中生として過ごしてきて、時間の短さを、身をもって知りました。日々新しい喜び、楽しさ、試練が更新されていきます。だからこそ、これから過ごす三年間は一日一日を大切に、精一杯過ごしてください。今日、この日から始まる、中学校の生活を希望と誇りをもって過ごしてくれることでしょう。そして、先日行われた卒業式の、答辞の中で心に残った言葉があります。

 

 「見えないものと戦った、私たちの三年間は、見えないものに支えられた三年間でもありました。」

 

 新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきていますが、この脅威が、いつまた私たちに牙をむけるか誰にもわかりません。だからこそ全員が気を配り、生活していきましょう。

皆さんの過ごす三年間が新しいときめきと出会いにあふれ、一生心に残る、素晴らしい三年間になることを、在校生一同、心より願い、歓迎の言葉とさせていただきます。

令和五年四月十日

在校生代表

 

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